余計な一言が謝罪を台無しに…しかも法務で…
大阪府警が20代の男性会社員を2回誤認逮捕した問題で、
処分保留で釈放されていた男性について大阪地検が不起訴(容疑なし)とした。
男性の代理人を務める森島正彦弁護士(大阪弁護士会)が16日、記者会見して明らかにした。
森島弁護士によると、地検は「違法、不適切ではないと思うが、無実である人を誤認逮捕したことは申し訳ない」と男性側に頭を下げたという。
(引用ここまで)
Yahoo!ニュースで気になった記事を発見したので引用。
気になったのは事件の内容ではなく余計な一言を付け加えたせいで、謝罪文の意味を成していないよねって部分です。
1.余計な一言のせいで謝罪が台無しだよ!
大阪地検が誤認逮捕した男性に対して
「違法、不適切ではないと思うが、申し訳ございません」って、それ謝罪の意味ありますかね?
違法、不適切じゃないなら何で逮捕したの?ってツッコまれたらなんて答えるんでしょうかね。
しかも仮にも地検ですから、頭の良い人達がこんな謝罪を出すのは…呆れてしまいます。
2.『謝罪はテンプレで短く』が最良
「誤認逮捕になってしまい申し訳ございません。今回の事例を基に、再発防止に努めます」
テンプレートですけど、謝罪なんて短い方がスッキリして良いんです。
長々と口上を垂れなくて良いし、ましてや余計な一言を付け加える必要もありません。
…変に付け加えると、むしろ突っ込まれて更なる泥沼に陥る可能性もあります。
コールセンターに勤めていたので、よ~~~く分かります。
3.「俺は悪くない」と自尊心を守る心理が逆効果
「私の頭は決して悪くない。悪いのは逮捕した警察だ」
勝手な想像ですが、こういった考えが無意識に浮かんだせいで、余計な一言を付け加えたんだと思います。
素直に謝れない、言い訳をする人に対して、精神科医の樺沢紫苑氏は著書の『学びを結果に変えるアウトプット大全』にて、こう記しています。
何か失敗をして謝れない。つい言い訳をしてしまうという人はいませんか?
「男性」で「地位が高い人」ほど、謝れない傾向が強いと言います。
素直に謝れない理由は、プライドが高く、謝る事は自分の価値を下げると思っているので
自尊心を傷つけたくないからです。
(引用ここまで)
仮にも地検の人間ですから、頭が切れるのは間違いないでしょう。
しかし謝罪の場面では、却ってプライドが邪魔して余計な一言を付け加えるんですよね…。
そして泥沼にはまるという…。
4.自分も『謝罪は短く』を肝に銘じておこう
『余計な一言を謝罪に加えない』『テンプレで短くまとめる』
今回の大阪地検の謝罪文は、ある意味、理想的の反面教師と言えます。
他山の石として、『謝罪は短く』を今後の生活に生かしていきたいですね。
まあ、謝罪するような場面に出くわさないのが一番ですが。